日中古流武術

稽古内容

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稽古内容

主な稽古内容を箇条書きにします。 順番は下記の通りではなく、教える時期は適宜判断します。
(※太極拳の型は最初からやります)

  • 正宗太極拳 九十九勢
  • 推手
  • 站椿(立禅)
  • 形意拳(五行拳・十二形拳・他)
  • 八卦掌(八母掌)
  • 柔術
  • 振り棒鍛錬
  • 組手
  • 力の鍛錬(技の稽古を兼ねた鍛錬)
  • その他

なお、それぞれに段階や口伝(口訣)などがあります。

 

指導方針

太極拳は、武術としては懐疑的に見られることが多いと思います。
それはやはり、健康体操としての太極拳や、表演武術としての太極拳が広く普及していて、武術と呼べる太極拳がどんなものなのか、一般的には判らなくなってしまっていることが原因でしょう。

歴史的なことや、源流を探る意味で、
「これが元々の武術太極拳だ!」
――というものを語ることは、私にはできません。

私が学んだ太極拳は、武術としての太極拳ですが、他の武術を取り入れて進化しながら今に至っています。
だから、元はどうだったとか、源流的に正当な太極拳と呼べるものはどれだとか、そういうことはわかりません。
しかし、この太極拳を学んでみて、
「本来の太極拳はきっとこういうものだったに違いない」
という感想は持ちましたし、だから続けてきました。

もちろん、他の太極拳と何もかもがまったく違うわけではありません。
ただ、他の武術・武道・格闘技と比べて遜色なく、それらに充分対抗できる技術という意味では、一般に知られている太極拳とは違うと考えています。
当流儀を伝える者の中で、私自身は、末席を汚すような技量に過ぎませんが、それでも人を指導できる技術と知識は持っているつもりでいます。

そして当会の指導方針ですが。

中国武術の世界は非常に秘密が多く、初・中級的に学ぶようなことは、そのままでは役に立たないことが横行しています。
太極拳の世界は、それが最も顕著な気がします。
しかし、これは常々言っていることですが、半年なら半年、1年なら1年、そして2年、3年……といった期間、やったならやったなりのことが身につかなければ、意味がありません。
どれだけ身につくかは人それぞれ、その人自身の問題ですが、しかし例えば、同じような年齢、背格好で、同じような素質の人同士が、片や太極拳、片や空手を、3年やったとして、太極拳の人が空手の人にまったく歯が立たないというのでは、武術として成り立つとは言えないでしょう。

あと、これは私の解釈ですが、現代武道や格闘技の世界では、中国武術や古武術の多くが未だに秘密にしていることも、ある程度は普通に行われるようになってきていると思います。
そういう意味では、
「そんなことまで隠していてどうするんだ!」
と思うことも多々あるのです。
流派や団体によっては、本当のことを知らないまま、初・中級的なことを「正しい」と思ってやっているところもあるように見受けられますが、もしそうであれば、そういうところは、いつまで経っても現代武道や格闘技に敵わないままでしょう。

私は、少なくとも、中国武術や古武術が今まで秘密にしていたようなことでも、現代武道や格闘技に見られるようなことと同等のことはオープンにして、そしてオープンな範囲の技術でも遜色なく武術として成り立つことを、まず教えていきたいと考えています。

 

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